・実印などは一回買うと(欠けたり紛失しない限り)生涯買い換えることがない。なのでコストパフォーマンスは物凄く良い。
購入金額からすると1年平均の価格がかなり格安。
車(300万で購入し購入約10年で買換で年平均約30万)、服(1万で購入し約5年で買換で年平均で2000円)、靴(1万で購入し約3年で買換で年平均で3300円)、はんこ(2万で購入し約50年以上は買換なしで年平均で400円以下)
・これだけコストパフォーマンスに優れているのに、仕事の最後に捺したり契約書に捺すことで物凄い責任を負うことができ、仕事の評価を上げたり大きな信頼・信用を築く事ができる。
・小さくてコンパクトなのに、場合によりウン億円以上のお金を動かす力がある。
・同種で価格が200円~数百万円と価格差が1万倍以上もある。
・アナログなのでデジタルより災害や事故に強い。
・実は天皇陛下が即位する時に、三種の神器以外に玉璽(天皇陛下のはんこ)、国璽(日本国のはんこ)も継続されるほど、国の根幹にかかわる文化であり、このはんこが捺してある事で大臣任命や法律の施行、褒章授与などの意味が生まれる(陛下が了承しているということ)。
・明治時代になるまでは江戸の商人・侍・を除き、国のトップしかはんこを使用することが出来ないやんごとなき物だった(落款印などを除く)
・最近では植物系(柘・棗・アグニ・楓・黒檀・白檀・屋久杉etc)、動物系(象牙・牛角・カバの歯・犀の角etc)、金属系(チタン・カーボン・アルミニウムetc)、鉱物系(琥珀・水晶・メノウ・虎目etc)、その他(ゴム、アクリル、ラクト)と印材の種類が豊富!
・キチンと決まり事を守れば実印や銀行印を自分の文字で彫刻し登録することができて、かなり庶民的。
・物凄く大切に使用することで代々家のはんこを受け継ぐことが出来る。
・朱肉を使用することで印影を1000年以上残すことが可能。
・江戸時代では印章を偽装することで打ち首獄門市中引き回し、一族も同等の刑とかなり重い罪に問われることから如何にはんこが大事なものかが歴史から紐解くことができる。