今何かと話題のガーシー議員ですが、先日提出した書類に捺された印鑑について一部の方たちが騒いでいます。
この件について印章店から解説させていただきます。
まず、前提として国会に提出する書類に認印の使用が了承されているのであるのならば、今回捺印された物はまったく問題がありません。
しかも議員名を『ガーシー』としてあるため、認印も『ガーシー』と彫刻されているのもおかしな点ではありません。
また伸ばし棒を使用するため(特にカタカナで彫刻する方)、当店でも通常縦に彫刻する認印でも横彫にしてお渡しすることが多いです。
また、名前にかかるように捺印されている点は評価に値します。(理想はもっと被せたほうが良いですが)
ただこの印章がどう見ても簡易的に機械で彫刻してあるのがちょっといただけませんね。
多分、日本にいる党の関係者が印章店に行き、書類を作成するため早急に使用するハンコを調達するために一番安く手っ取り早くできるものを選択されたのだと思います。
もちろん認印は登録するものではないため、どんなものでも問題ないのですが、使用する方の立場を表す重要なツールでもあります。
国民を代表として選出された議員の方が、こんなもので捺印するのはちょっと考えますね。
しかも代理の方が捺印している点も見逃せません。やはり重要な書類なのには間違いないのですから、こんなパソコンで簡単に作れちゃうような印章を使わず、本人がきちんと責任を持って捺印することが重要です。
たかがハンコ、されどハンコです。