5月1日に天皇の代替わりがあり、新たな元号になります。
代替わり時に天皇から皇太子に渡されるのが八咫鏡・八尺瓊勾玉・草薙剣のいわゆる三種の神器なのですが、意外と知られていないものとして一緒に印章も2つ継承されます。
それが国の印章である『国璽』と天皇の印章である『御璽』です。
国璽は“大日本国璽”と彫刻されており、三寸(9センチ)四方の大きな金印です。
現在では勲記(受勲者に勲章と共に授与される証書)に押印されています。
また御璽は“天皇御璽”と彫刻された、国璽と同じ三寸四方の金印です。
現在は、詔書、法律・政令・条約の公布文、内閣総理大臣・最高裁判所長官・認証官の官記・免官の辞令書、四位以上の位記等など多岐にわたり使用します。
両者とも天皇陛下が押印せず、事務主管の侍従職補佐が押印するそうです。
こういった事柄を見てもはんこの文化は長く大切で、そして日本の文化に欠かせないものです。