来店されたお客様から『これは再彫刻出来ますか?』と持ち込まれたものは、今まで見た事のない変わった印章でした。
形状はアルミのようなケースにピッタリ印章が収まっており、手彫りなんですが彫りが相当深く、外枠の台もかなり斜めに取られていました。
話を詳しく伺うと、明治生まれのお祖父様が戦中か戦後に知り合いからいただいたものらしく、今では全く使用する人がおらず、可能ならば文字を彫刻し直して新たに使用したいとのことでした。
印材は印刀を入れて確認したところ黒水牛で間違いなく、またケースに寸分違わずピッタリと収まっているため、印材がどのくらい使用可能か全くわからない状況でした。
当社は印材を無暗に切断するのではなく、彫刻されているところまでを磨り潰して面だしを行いますので、面訂は必要最低限だけで済むため、こういったものでも再彫刻可能な部分をキチンと残して改刻させていただきました。
このような現在使用していない、思い入れのある印材を改刻して再度使用できるようにいたします。
改刻は全て自社で行いますので、かかる日数は僅か1日です。
印材も当社の面訂技術により必要最低限で済むため、見た目ではほとんど削った量がわからないほどです。
気になった方はぜひ一度お問い合わせ下さい。
一級技能士が心を込めて、字入れ・彫刻させていただきます。
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